プレイステーション

通称「PS」「プレステ」こと『プレイステーション(PlayStation)』は、1994年12月3日にソニー・コンピュータエンタテインメントより発売された家庭用ゲーム機です。発売時の定価は39,800円でした。2000年7月7日には本体を約1/3に小型化した『PS one』も発売されました。

当初、ソニーはゲーム事業に参戦する予定はなかったようです。 任天堂「スーパーファミコン」のCD-ROMドライブ拡張機器「スーパーファミコン CD-ROMアダプタ」の共同開発事業が途中で破断になり、結果としてソニーから「プレーステーション」という形で、CD-ROM採用の家庭用ゲーム機として発売に至りました。

同時期に株式会社セガ・エンタープライゼス(現・株式会社セガ)から発売された「セガサターン」や、後に任天堂から発売された「Nintendo 64」と販売競争を繰り広げたが、結果としてプレイステーションの勝利!!

ハードが売れるにしたがって、それまで任天堂のゲーム機を主戦場にしていたスクウェアやエニックス(どちらも現・スクウェア・エニックス)がファイナルファンタジーおよびドラゴンクエストの次回作をプレイステーションで発売することを決定し、ハードの販売台数が加速していきました。

2004年には全世界累計で生産出荷台数が1億台突破(PS oneも含む)!! 2000年3月4日に次世代機である『PlayStation 2』が発売されたあとも、しばらくは家庭用ゲーム機の主役でした。

発売されたタイトルは3,000本以上を数え 「リッジレーサー」「グランツーリスモ」「みんなのGOLF」などなど数々の大ヒット作を生み出します。 ハードに性能をフルに生かした作品も次々と登場! 特にスクウェアから発売された「ファイナルファンタジーⅦ」を初めてプレイした時の感動は忘れられない。 過去シリーズで2Dだったものが、戦闘も含め3Dになっており、召還でイフリートを呼び出したときの圧倒的演出は鳥肌がたちました。

プレイステーションの発売を機に家庭用ゲーム機のソフトウェアのはROMカセットからCD-ROMへ変わり、映像も2Dから3Dへと変わっていきました。 プレイステーション、はそれまで家庭用ゲーム機で独壇場であった任天堂を引きずり落とし、ゲームの世界を3Dへと進化させていった歴史的ゲーム機です。